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基礎知識

北海道の11月に釣れる魚|岸釣り4候補の釣り方と準備

北海道の11月の岸釣りで候補になるアイナメ・クロソイ・ホッケ・カレイ類を比較。魚ごとの探し方、時間帯、仕掛けと餌、防寒装備をまとめ、小樽・豊浦・西積丹・石狩の過去の実例も紹介します。今季の釣果や現在の利用可能区画を保証する案内ではありません。

北海道の11月に岸から狙う魚なら、アイナメ(アブラコ)、クロソイ、ホッケ、カレイ類が候補です。ワームで海底の変化を探りたいならアイナメ、夜のルアー釣りを考えているならクロソイ。群れの情報があるときはホッケ、餌を付けて底を狙いたいならカレイ類と、釣り方から選ぶと道具を絞れます。

初めてなら、日中に底の状態を確かめながら釣るアイナメか、穂先を見て餌の状態を確かめるカレイの投げ釣りから考えてみてください。夜を選ぶ場合はクロソイの仕掛けに加え、昼の下見と照明が必要です。小樽・豊浦・西積丹・石狩の実例も紹介しますが、いずれも年を明記した過去の記録で、今季の釣果速報や、現在入れる釣り場の一覧ではありません。

11月の岸釣りは魚と釣法をセットで選ぶ

魚種、時間帯、岸からの距離、仕掛けを整理して道具を選ぶイラスト
使う竿で扱える仕掛けを確かめてから、バッグの中身を決めます。

最初から4種類すべての道具を揃える必要はありません。まずは、持っている竿がルアー用か投げ釣り用か、日中に行くか夜に行くかを決めましょう。魚の名前だけでなく、使う仕掛けまで一緒に決めると、買い足す物がはっきりします。

4候補の釣り方と初回の組み方
候補 釣り方・探す場所 時間帯の組み方 主な準備
アイナメ
(アブラコ)
ワームで岩や石のある底を探る 初回は日中に底質と足場を確かめる ワーム、フック、オモリ(シンカー)と予備
クロソイ ジグヘッドとワームで通す深さを比べる 夜を選ぶなら昼の下見と照明を加える 重さ違いのジグヘッド、ライトと予備電源
ホッケ 群れの位置と手持ちの竿に合わせ、ウキ釣りかルアーを選ぶ 初回は日中に周囲と投入方向を確認する ウキ仕掛けと付け餌、または適合重量のジグ
カレイ類 投げ仕掛けで海底を狙う。実例はカワガレイ 日中に竿先と仕掛けの状態を見ながら釣る 投げ仕掛け、イソメなどの餌、竿受け

表の時間帯は、初心者が準備を組むための目安です。昼しかアイナメが釣れない、夜なら必ずクロソイが釣れるという意味ではありません。初めての岸で夜釣りを始めるより、明るいうちに場所を把握できる日中の釣りから選ぶ方が、足元や仕掛けの動きを確かめやすくなります。

アイナメは岩や石のある底をワームで探る

アイナメは北海道でアブラコとも呼ばれる魚です。狙う場所を考えるときは、砂底が広がるだけの場所より、岩や石がある底の変化に注目します。北海道の魚類解説でも、日本海側と渡島半島沿岸に多く、岩礁域や転石帯を好むと説明されています。

同じ資料にある産卵期は9〜11月です。ただし、産卵期というだけで、どの港の岸からでも釣れやすくなるとは限りません。方面を決めたら、岸から届く範囲にどんな底があり、手持ちの仕掛けでそこを探れるかを考えます。

ワームの釣りでは、底に触れた感触を確かめながら、少し持ち上げて落とす動きを試します。仕掛けを底に押し付けて引き続けると根掛かりにつながるので、根の奥へ入れることより、戻せる経路を通すことを優先しましょう。針先をワームの表面に沿わせるオフセットフックも選択肢です。

  1. 周囲と後方を確かめ、人や係留設備のない方向へ投げます。最初は無理に遠投しません。
  2. 仕掛けを沈めます。糸が出る動きが止まる、糸がふっと緩むなどの変化を手がかりに着底を確かめます。
  3. 竿先で仕掛けを少し浮かせ、落としたあとに糸のたるみを取ります。反応がなければ通す位置を少し変えます。
  4. 根掛かりが続くときは、そのまま投げ続けず、針先の状態と通す方向を見直します。

2024年11月5日の小樽では、FISHLANDのスタッフが手前の構造物周辺をワームで探り、小型アイナメを釣ったと記録しています。使用したシンカーは7gでしたが、これはその釣行での選択です。小樽の過去の実釣記録から参考にしたいのは、遠投だけでなく手前の変化も探った点です。

シンカーの重さは、水深や流れで変わります。底に着いたか分からなければ、糸のたるみを確かめてから、竿の適合範囲内で重さを変えます。オモリだけでなく、ワームを含む仕掛け全体の重さも見てください。組み方から確かめたい方は、テキサスリグ入門でフックとシンカーの役割を確認できます。

クロソイは底だけでなく通す深さを比べる

2024年11月25日昼頃、豊浦方面の漁港でクロソイが釣れたというFISHLANDの顧客報告があります。昼の穴釣りによる記録で、以下の夜のワーム釣りとは別の釣法です。

夜にワームで狙う魚を選ぶなら、クロソイが候補になります。ジグヘッドは、オモリと針が一体になった仕掛けです。ワームを付けて泳がせ、魚がいる深さを探れます。岸壁際を釣る場合も、船やロープへ投げ込まず、釣りが認められた範囲で行います。

反応がないときに、すぐ別のワームへ替える必要はありません。同じ方向でも、沈める時間を変えると通す深さが変わります。小魚が水面近くに見えるなら、最初から底まで沈めず、上の層を泳がせる釣りも試してみましょう。

DAIWAのクロソイ解説でも、小魚が接岸しているときはワームのただ巻きから始め、反応を見ながら徐々に深い層を探る方法が紹介されています。

  1. 小魚が見える場合は、その層の近くをワームが泳ぐように巻いてみます。
  2. 反応がなければ、投げる方向と巻く速さをそろえ、着水後に沈める時間を少し長くします。
  3. 底に近づけたときに根掛かりが増えるなら、さらに深く沈め続けず、通す高さや方向を戻します。

夜釣りを選ぶ場合は、暗くなってから初めて岸へ入らず、日中に足場と取り込み場所を見ておきます。ライトの準備も含めて初めて揃えるなら、先に北海道の夜釣り入門を確認してから、釣る時間帯を決めてください。

ホッケは群れの位置を確かめて釣法を選ぶ

手持ちの竿で扱える仕掛けの範囲で、群れが近く、餌を入れる深さを決めて待ちたいならウキ釣り、広い範囲へ投げて通す深さを比べたいならジグを候補にします。新しい釣果情報で群れの位置を確かめ、どちらも周囲と交差せず投入・回収できる範囲で試しましょう。

2019年11月24日の西積丹では、約30gのメタルジグでホッケを釣った顧客報告がFISHLANDに掲載されています。小魚の群れがいたという条件も記されており、ホッケは餌釣りだけの対象ではないと分かります。西積丹の過去のホッケ報告は磯での記録で、現在の港内の釣果や、初心者向けの釣り場推薦ではありません。

ルアーなら、竿に表示された適合重量を見てジグを選びます。まず届く範囲へ投げ、沈める時間と巻く速さを変えて、群れがいる層を探る組み方です。約30gという過去例に合わせて、適合範囲外のジグを使わないでください。

餌を使うなら、ホッケ用のウキ仕掛けが候補です。針に付ける餌にはオキアミなどが使われ、FISHLANDの仕掛け・餌の案内でも紹介されています。ウキから針までの長さで餌を入れる深さを調整するため、仕掛けの全長と扱い方を竿に合わせて選びましょう。針に付ける餌と、魚を寄せるために撒く餌は別です。撒き餌を使うなら、その場所のルールも確認します。

どちらの釣法でも、仕掛けが流れる向きと回収する方向が隣の人と交差しない範囲で行います。過去の釣果に出てくる重さや色だけを同じにしても、群れのいない場所では再現できません。

道総研のホッケの生態解説では、北海道周辺の産卵期は9月中旬〜12月中旬ごろで、北で早く南で遅い傾向があるとされています。ただし、産卵の時期は各港への接岸日を示すものではありません。同じ11月でも、別海域の情報をそのまま行き先へ当てはめないことが大切です。

出かける方面の岸釣り情報が見つかったら、日付・岸か船か・使った釣法を確認しましょう。港名だけ一致していても、船で沖へ出た釣果なら準備は変わります。直近の群れを確認できなければ、ホッケ専用の仕掛けを一式買い足す前に、手持ちの道具で組める別の対象魚を選ぶ方法もあります。

カレイは魚種を確かめて投げ釣りを準備する

投入、着底の確認、穂先の観察、餌の確認という投げ釣りの流れを示すイラスト
投げ釣りの流れを示すイラスト。下記の実例の場所や仕掛けそのものを描いたものではありません。

カレイ類を狙うなら、餌を付けた投げ仕掛けで海底を探る釣りが候補です。ただし、カワガレイ、クロガシラ、マガレイなどを一括りにして、同じ時期・同じ場所で釣れるとは考えないようにします。釣果情報は「カレイが釣れた」の先の魚種名まで確かめてください。

2025年11月23日の朝、札幌ベイト・原さんは石狩湾新港でちょい投げを行い、カワガレイを釣ったと記録しています。2.4mの竿にカレイ仕掛けとロケットカゴを組み、投入距離は約30mという例です。石狩湾新港の過去のちょい投げ記録からは、長距離を投げる方法だけでなく、近い範囲を狙った釣行もあったことが分かります。

この距離や竿の長さを、そのまま揃える必要はありません。手持ちの竿で投げ仕掛けを扱えるか、表示されたオモリ負荷を確かめます。ルアー用の適合重量と投げ竿のオモリ負荷は表示単位が異なる場合があるので、数字だけで置き換えず、製品の説明書に従いましょう。

一般的な餌の候補には青イソメや塩イソメがあります。札幌ベイトの青イソメの案内にも対象魚としてカレイ類が挙げられています。上の11月の実例で紹介されているロケットカゴ用のコマセと、針に付ける餌は役割が違います。餌を買うときは、付け餌が別に必要かも含めて仕掛け一式を確かめましょう。

仕掛けを投げたら底に着いたことを確かめ、糸のたるみを取り、竿受けに置いて穂先の動きを見ます。アタリがないからと放置し続けず、ときどき回収して餌が残っているか、針や糸が絡んでいないかを確かめます。距離を変える前に、仕掛けが釣れる状態で入っているかを見直すと、何を変えるべきか分かりやすくなります。

11月の持ち物は共通装備と釣法別に分ける

ライフジャケット、足場に合う履物、防水した電話、ライト、防風・防寒着を示すイラスト
魚ごとの仕掛けに、時間帯と気温に合わせた共通装備を加えます。

11月の準備では、ルアーの種類を増やす前に、長く立っていても冷えに対応でき、仕掛けの交換ができる服装を整えます。気象庁の北海道の気候解説でも、秋から冬へ向かう急な気温低下や、初雪・初霜などが説明されています。月の前半だから薄着でよいとは決めず、行く地域と釣る時間の予報を見て調整しましょう。

  • 共通装備:体格に合うライフジャケット、足場に合う脱げにくい履物、防水ケース入り携帯電話。防風・防寒着、手袋、濡れたときの替えの靴下やタオルも用意します。
  • 根魚のワーム釣り:使うワームとフック、重さ違いのオモリ、ラインの補修に必要な物、プライヤー。魚をつかむ道具もまとめておきます。
  • ホッケ:選んだ釣法に合う仕掛けと予備。餌釣りなら餌と容器、ルアーなら竿で扱えるジグを用意します。
  • カレイの投げ釣り:投げ仕掛け、餌、竿受け、交換用の仕掛け。持ち帰る場合は保冷の準備も加えます。
  • 夜を選ぶ場合:頭や胸に付けるライトと、その機種に合う予備電池・電源。出発前に点灯と残量を確かめます。

救命胴衣・履物・通信の基本は海上保安庁の装備案内、昼の下見と照明の備えは夜釣りの注意点で確認できます。防寒着を着ると救命胴衣のベルトが締めにくくなる場合もあるので、釣り場ではなく、自宅で実際の服装に重ねて着用を確かめておきましょう。

出発前に行き先・釣法・時間帯を一つに決める

気象、往復の道路、岸と時間と駐車の利用条件を確認するイラスト
確認項目を整理した概念図。実際の予報や、特定の港の利用可能区画を示すものではありません。

行き先は魚種の実績だけでなく、釣りが認められた岸と、そこで扱える仕掛けの組合せで決めます。過去の釣果記事は、現在の立入・釣り・駐車の許可を示しません。管理者の案内と現地掲示で確認し、分からない岸へ釣果情報だけを頼りに進まないでください。

  1. 主な対象魚と釣法を決める。ワームで根魚、群れを確認してホッケ、餌でカレイのいずれかから、持っている道具に合うものを選びます。
  2. 方面の情報を絞る。釣行日、岸か船か、魚種、使った仕掛けを確認します。古い記録しかなければ、今も同じ状況とは考えません。
  3. 利用する岸と駐車の条件を確かめる。区域、利用時間、釣法の制限を確認します。消波ブロック上や、船・ロープ・作業車の動線を釣り座にしません。
  4. 当日の天気と時間帯に合わせる。風・波・雨雪の予報と道路状況を確認し、日中か夜か、移動と片付けを含む予定を決めます。荒天が予想される日は釣行を控えます。
  5. 仕掛けを組める状態にして出発する。竿の適合範囲、針と糸、必要な餌、照明の点灯、救命胴衣の着用を一通り確かめます。

天候は気象庁の警報・注意報や地域の風・波の予報で確認します。単独行動を避け、釣行計画を家族などへ伝えること、状況が変われば中止することも、海上保安庁の行動案内に沿って予定へ入れておきましょう。消波ブロック上では釣らず、磯を初めての練習場所にしないことも含め、釣り場ごとの注意点を確認してください。

釣具店へ寄るなら、行く方面、日中か夜か、対象魚、竿の型番を一緒に伝えると、仕掛けや餌の相談が具体的になります。まずは主な釣法を一つ決め、その仕掛けの予備と、当日の寒さに合う装備を揃えて出発しましょう。

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