この日は、石狩湾新港の東側へふらっと入った夜でした。釣果だけ見ればウグイが1匹。本命のロックフィッシュは出ていません。

ただ、今読み返すと釣果よりも残しておきたいものがあります。暗い砂揚げ場、スカスカに草が伸びた荒れ地、防波堤へ上がってからの長い歩き。魚が跳ねる音はするのに、足元と帰り道のほうが気になる。あの感じです。

2017年の古い釣行ログなので、当時の歩き方をそのまま真似する記事ではありません。石狩湾新港まわりは、港の仕事、立入制限、海浜地利用のルール、現地掲示で入れる場所が変わります。今行くなら、まずそこを見てからです。

この夜の結論

  • 釣果はウグイ1匹。1gジグヘッドを表層ぎみに泳がせて食ってきました。
  • 本命狙いの価値より、夜の入り方の反省が残るログ。暗い荒れ地と防波堤上の移動は、思ったより気を使います。
  • 東側は現地表示を先に見る場所。古い釣行記の「行けた」は、今の可否とは別物です。
  • 迷ったら戻る。魚の気配があっても、帰る道がぼやけた時点で粘る場所ではありません。

砂揚げ場から東防波堤へ

天気が雨から晴れに変わった夕方で、近場の石狩湾新港へ向かいました。最初に見たのは東側の砂揚げ場。人は多めで、エギングの人もちらほらいました。

昔、初めて夜釣りをしたのもこのあたりだったなと思い出して、少しだけ懐かしくなりました。といっても、当時のカメラと暗さでは、雰囲気をうまく残せていません。港の夜は、写真より現場のほうがずっと濃いです。

夜の石狩湾新港東側へ向かう途中の風景
石狩湾新港の東側へ。明るい港内と違って、少し奥へ行くだけで足元の見え方が変わります。

近くにいた人へ聞くと、イカはまだ出ていない様子。それなら少し歩いてみようと、東防波堤のほうへ向かいました。

暗い荒れ地を歩いたあとで釣る

ここで一気に空気が変わります。真っ暗で、草が伸びた場所をテクテク歩く。防波堤によじ登ってから、さらに100mほど歩いてキャストしました。

こう書くと軽く見えますが、夜の100mはけっこう長いです。ライトの先しか見えないし、足元の段差も、濡れた場所も、ラインを結び直す手元も全部雑になりやすい。釣れそうだから奥へ、ではなく、戻れるから少しだけやる。今ならそう考えます。

魚は跳ねる。でも本命は出ない

最初は何も反応なし。それでも、キャストを始めてから魚が跳ねる音が何度か聞こえました。

こういうときが一番やめにくいです。魚っ気はある。けれど、何を投げても本命の反応はない。釣れていないのに、海だけが「まだいるぞ」と言ってくる感じです。

前回の釣行で使った月下美人を、1gジグヘッドに付けて表層をすれすれに泳がせました。すると、ググッと小さく入る感触。上げてみると、正体はウグイでした。

石狩湾新港東側の夜に1gジグヘッドで釣れたウグイ
本命ではありませんが、夜の海で反応をくれた1匹。陸に放置せず、すぐ海へ返しました。

ウグイを外道として雑に扱う人もいますが、海で釣れた魚を岸に捨てていくのは違います。写真を撮って、ちゃんとリリース。そこから先は反応がなく、潔く撤収しました。

今なら、ここで終わる

当時は「防波堤の先のほうには人がいたし、もう少し釣れるのかも」と思っていました。けれど今なら、ウグイ1匹で終わって正解だったと思います。

東側は、港の仕事がある場所です。現地掲示、立入制限、作業状況、波と風、帰り道。魚より先に見るものが多い。古いログを読むときも、「この人は入ったんだ」ではなく、「夜にここまで歩くと何がしんどいのか」を拾うほうが役に立ちます。

この夜に足りなかった装備目線

釣れたルアーより、夜の足元を安定させる装備のほうが大事な日でした。東側のように暗い場所を歩くなら、ライト、足場に合う靴、ラインを組み直せる手元の余裕を先に作っておきたいです。

石狩湾新港東側を今読むなら

石狩湾新港は、同じ港名でもエリアで表情が変わります。樽川側、東側、ふ頭、季節記事を分けて読むと、ひとつの旧ログだけで判断しにくくなります。

行く前に見る公式情報

石狩湾新港は釣り場である前に港です。釣行記やSNSより、現地掲示と公式情報を優先してください。

この日のログは、釣れた魚の大きさで読む記事ではありません。夜の港で「もう少し奥へ」が始まったとき、自分の足元と帰り道を先に見るための記事です。釣れなかった夜ほど、次の釣りを残してくれることがあります。