ワームカラーは、ケースを開いた瞬間に迷い始めると負けます。北海道の港ロックで毎回ずらっと色を並べても、風、濁り、常夜灯、底の見え方、魚の触り方が混ざって、何が効いたのか分からなくなります。
ぼくなら最初から三つに役を落とします。魚に見つけてもらう色、いつもの水色になじむ色、見切られた時に弱く見せる色。この三つだけ持って、サイズと形をできるだけそろえる。色名を増やすより、そのほうが港で手が止まりません。
最初に買う色は、名前より役で選ぶ
初めての港ロックなら、色名を暗記しなくていいです。明るい色、自然な色、暗めで輪郭が残る色。この三つを同じサイズで持ちます。サイズがばらばらだと、色で食ったのか、長さで食ったのか、動きで食ったのかがぼやけます。
先に読んでおくならワームサイズ選び、形はワーム形状の使い分け、底の触り方はリフト&フォールへ。色は最後のひと押しです。太すぎるワーム、重すぎるシンカー、ずれたフックのまま色だけ替えても、夜の港で答えは出ません。
白、チャート、グローのような強い色は、濁りや暗い壁で魚に気づかせたい時に使います。クリア、スモーク、ナチュラル系は、常夜灯の下や澄んだ港内で見せすぎたくない時。黒、グリパン、濃い茶は、派手さではなく輪郭を残したい時です。ここまで決めておくと、ケースを開けたまま固まる時間が減ります。
濁りと雨後は、強い色を短く通す
雨後、波後、雪解けの濁りが入った港で、薄い色をだらだら通しても気づかれないことがあります。そんな日は、強い色を壁際、敷石の上、ロープを避けた短いコースに入れます。遠くへ投げるより、見つけてもらえる距離を丁寧に通すほうが釣りになります。
濁りの日の港ロック、雨後の港ロック、岸壁際の見方はここでつながります。濁っている日は色を強くするだけでなく、シンカーの重さ、ジグヘッド、テキサスリグも合わせます。底が取れないなら、カラーの話ではなく操作の話です。
常夜灯と澄み潮は、弱く見せる勇気を持つ
常夜灯の下は魚からもワームがよく見えます。濁りの日に効いた強い色をそのまま入れると、追ってくるのに食わない、小さく触って終わる、手前で見切る、という夜があります。そういう時は派手色を増やすより、自然な色、細い形、短い移動距離に落とします。
小さな触り方は小さなアタリが乗らない時、ただ巻きで見せるならスイミングの考え方、底を離しにくい日はフリーリグと直リグも見ます。色を弱くする時ほど、リグや重さまで同時に変えすぎないほうが、魚の返事を読みやすいです。
暗い底では、色名より輪郭が残るかを見る
水深がある場所、港の影、夜の壁際では、魚が見ているのはきれいな色名ではなく、輪郭、沈む速度、底から浮く幅です。明るい色が悪いわけではありません。ただ、底が遠いのに軽すぎる、風でラインがふくらむ、底を切ったまま通しているなら、カラー以前に届いていません。
根掛かりしにくいリグ、根掛かり回避、フックサイズ、フロロリーダー、ライン号数まで見たほうが早い場面もあります。色を替えるのは、その後で十分です。
ワームカラーは、全色ではなく三役で買う。
買い足す前に、強い色、自然な色、弱い色が同じサイズでそろっているかを見る。足りない役だけ買えば、港でケースを広げる時間が減ります。店へ行く前は釣具店前の買い物リスト、買いすぎない道具セット、収納はランガンケースW1へ戻ります。
メーカーを見るなら、色より用途を拾う
メーカーのページを見る時も、カラーチャートだけを眺めるより、どんな形で、どの水押しで、どの釣りに寄せているかを見たほうが使えます。匂いまで頼る夜ならBerkley GulpやPure Fishing JapanのGulp、ジグヘッド周りはGulpダーター系の公式ページも見ます。形と波動ならECOGEAR、細身やナチュラル方向ならKEITECH、ボリュームと水押しならdeps soft baits、定番ワームの考え方ならGary Yamamotoを見比べます。
サイト内ではマルキュー系ワーム、depsワーム、ゲーリーヤマモト、レインズ、匂い系はバークレイ・ガルプへ。ブランド名で選ぶより、濁り、常夜灯、底、魚の触り方に合う役を拾います。
魚種が混じる日は、色より口の大きさを見る
北海道の港では、クロソイ、マゾイ、ガヤ、アブラコが同じ夜に混じることがあります。ガヤの小さいアタリに合わせて弱い色へ寄せすぎると、ソイの強い一発を拾いにくいこともあります。逆に、強い色と太いワームだけで押すと、ガヤのつつきで終わる夜もあります。
魚種の見方はソイの種類、ガヤとエゾメバル、アブラコとアイナメへ。色替えで粘る前に、魚種、口の大きさ、フックの入り方を見たほうがいい夜は多いです。
風が強い夜は、カラーケースを閉じる
風が出ると、色の差よりライン角度の差が大きくなります。ラインがふくらみ、ワームの沈み方が変わり、底に触れているつもりで触れていない。そんな夜に色だけ替えても、次の一投はよくなりません。
風は風裏の港判断、移動は釣れない時の移動判断、足元はスパイクブーツ、戻り道は夜の戻り道へ。ライトや予備電池はヘッドライトと予備電池、釣行後は塩抜きメンテも忘れないほうがいいです。
出発前は気象庁の警報・注意報、気象庁の気象マップ、海上警報を見ます。海の安全は海の安全情報、釣り中の天候急変、ライフジャケット、滑りにくい靴、装備、地域のルールは北海道の遊漁ルール・マナーへ。カラーを替える時間より、立てる場所を守る時間のほうが大事です。
港ごとに、最初の色は少し変わる
噴火湾の濁りやすい港、石狩湾新港の広い壁、小樽の常夜灯、道東の冷たい風では、同じワームでも出し方が変わります。色を港名だけで決めるのではなく、水色と立てる場所を見て決めます。
港別に読み進めるなら噴火湾港ガイド、石狩湾新港、小樽港、網走港、せたな港へ。ルアー全体はルアー、おすすめ系はおすすめのルアー、道具全体は釣具に戻れます。
北海道ロックフィッシュのワームカラーFAQ
初心者は何色から買えばいいですか?
強い色、自然な色、弱い色を同じサイズで一つずつ。たとえば白やチャート系、クリアやスモーク系、黒やグリパン系です。そこに予備リーダー、タックルブランドの基本、日帰り装備を足せば、港での迷いはかなり減ります。
色を替えるタイミングはいつですか?
場所、重さ、通し方を変えずに数投して、魚が触らない、追うけど食わない、小さくつつくだけ、という反応が見えた時です。何も触らないなら安全チェックリストを見直しつつ、立ち位置や港の面を変えるほうが早いこともあります。
夜はグローだけで足りますか?
足りる夜もあります。でも常夜灯の明暗で見切られるなら、グローを弱める、自然色へ落とす、細い形へ変えるほうが効くことがあります。グローを使うなら、光らせる時間も投げる場所も毎回ばらばらにしないほうが、次の釣行で再現しやすいです。