港ロックの靴は、ロッドやワームより軽く見られがちです。でも実際に怖いのは、魚が釣れないことより、濡れた岸壁で足が抜ける瞬間です。昼は平気に見えたコンクリートも、夜露、海藻、雨後、雪、ロープで一気に変わります。
スニーカーで済む日もあります。長靴で楽な日もあります。スパイクが欲しい日もあります。ただしスパイクを履いたから入っていい足場になるわけではありません。靴選びは、釣れる場所へ近づくためではなく、危ない場所へ近づかないために使います。
靴は「足場」と「帰り道」で決める
乾いた港内は、歩きやすさとすり減りを見る
乾いた港内を短時間見るだけなら、重い靴より歩きやすい靴が楽です。小樽や石狩のように港内を歩いて様子を見る日は、足首がぐらつかず、しゃがんでも動ける靴の方が続きます。全体の持ち物は初心者の持ち物チェックリストへ。
ただし、ソールがすり減ったスニーカーは港では怖いです。乾いて見えても、海藻、砂、ロープ、魚のぬめり、夜露で滑ります。車横付けの港ほど油断しやすいので、車横付けしやすい港の注意点も見ておきます。
濡れた防波堤は、靴底より先に入る場所を浅くする
雨後や波しぶきの後は、いつもの防波堤でも表情が変わります。濡れたコンクリート、海藻、低い車止め、係留ロープ。ここで奥へ行くと、釣りより足元の不安が勝ちます。雨後の見方は雨後の港ロック、壁際へ寄る日は港の際打ちへ。
スパイクは濡れた岩や一部の足場で強い場面がありますが、港の金属、舗装、車内、店舗では歩きにくいことがあります。詳しくは先に直したスパイクブーツの記事へ。靴底ごとの考え方は防波堤で滑らない靴へつなげます。
長靴は濡れに強いが、段差と夜に弱くなる
長靴は雨、雪、浅い水たまりに強いです。北海道の港ではかなり現実的な日があります。ただし大きすぎる長靴は、段差でつまずきます。足首が泳ぐ長靴でテトラや高い防波堤へ近づくのはきついです。
春先や冬寄りの釣りでは、足先の冷えも釣りを雑にします。手元が冷える日は冬釣りグローブ、雨風の日は雨具と防水バッグや港ロックのレインウェアも一緒に考えます。
夜は靴より、帰り道の見え方で決まる
夜釣りは、行きより帰りが怖いです。釣り始めは集中していますが、帰る時は寒さ、眠気、濡れた道具で足元が雑になります。暗くなる前に、戻る道の段差、ロープ、濡れた場所を一度見ておく。それだけで変わります。
ライトは夜釣りライト、基本はヘッドライト選び、予備は夜釣りライト予備電池へ。スマホとライトをまとめるなら予備ライトと防水スマホケース、夜の戻り方は夜釣りの帰路へ。
最初の港ロック靴は、強さより「帰りまで歩けるか」で選ぶ。滑りにくい、濡れにくい、足首が泳がない、車まで戻っても疲れすぎない。この条件を満たす靴が先です。スパイクや長靴は場面で強いですが、万能ではありません。釣り場で迷うなら、靴を強くするより釣り座を浅くします。
靴で解決しない足場はある
波を被るテトラ、濡れた磯、満ちると帰りにくい足場、立入禁止表示がある場所。ここは靴で解決しません。スパイクを履いているから大丈夫、ライフジャケットを着ているから大丈夫、という発想になる日は危ないです。
落水への備えはライフジャケット、現場の怖さは海の怖さについて、立入表示は釣り禁止・立入禁止の見分け方へ。家族や初心者同行なら家族連れの港ロックまで見ます。
次に読む記事
装備の横展開は、防水スマホと救急セット、車内整理と帰路準備、プライヤー・魚つかみ・防水バッグ、魚つかみ・プライヤーへ。季節の入口は春ロック、秋ロック、冬ロックへ。
札幌発なら日帰り計画と小樽・石狩・苫小牧の選び方へ。5月の魚と足元をまとめるなら5月に釣れる魚、釣り場から探すなら北海道の釣り場DBと釣り場DBの使い方へ。
出発前に見る公式情報
出発前は、海上保安庁の釣り安全情報、釣り場ごとの注意、夜釣りの注意を見ます。天気は気象庁の警報・注意報、海上警報、潮位表へ。北海道の基本ルールはフィッシングルールとマナーへつなげます。
FAQ
港ロックにスパイクは必須ですか?
必須ではありません。乾いた港内や舗装路では、歩きやすく滑りにくい靴の方が扱いやすい日もあります。濡れた岩や磯を考えるならスパイクが候補になりますが、足場が怖い日は靴で解決せず入らない方がいいです。
普通のスニーカーでも大丈夫ですか?
乾いた明るい港を短時間見るだけなら可能な場面もあります。ただし、すり減ったソール、雨、夜、海藻、雪、ロープが絡む日はきついです。北海道の港ロックでは、防水性とグリップを持った靴を用意した方が安心です。
長靴とスパイクブーツならどちらが先ですか?
港内中心なら、まず濡れと冷えに強く、歩きやすい靴や長靴が現実的です。磯や濡れた岩へ寄るならスパイクも候補ですが、初心者がそれを理由に足場の悪い場所へ入るのはおすすめしません。