港だけならライフジャケットはいらない、と思いたくなる日があります。足場が広く見える岸壁、車が近いふ頭、いつも人がいる港。そういう場所ほど、油断してしまいます。
でも北海道の港ロックは、夜、風、濡れた足元、冬の厚着、単独釣行がすぐ重なります。落ちないつもりで釣るのは当然です。ただ、落ちた時に戻れる装備を着ているかどうかで、その日の釣りの怖さはまったく変わります。
港でも着る日は、足場と時間で決まる
港でも着る日を先に決める
港の岸壁は広く見えます。だから怖さが遅れてきます。濡れたコンクリート、低い車止め、係留ロープ、海藻、夜の段差。昼なら避けられるものが、帰り際には見えなくなります。
防波堤の先端、足場が低い場所、濡れた岸壁、単独の夜釣り、冬の厚着の日は、港でも着る側で考えます。家族連れなら家族連れの港ロック、車が近い港ほど油断しやすい日は車横付けしやすい港の注意点も読んでおきたいです。
テトラと磯は、着れば入れる場所ではない
ライフジャケットを着ているからテトラへ行ける、という考え方は危ないです。波を被るテトラ、濡れた磯、満ちると帰りにくい足場は、そもそも候補から外した方がいい日があります。着る装備と、入らない場所は別で決めます。
足元は港ロックで履く靴、濡れた防波堤はスパイクブーツ、靴底の考え方は防波堤で滑らない靴へ。壁際を打つ日は港の際打ち、雨後は雨後の港ロックまで見ます。
夜釣りは、浮く装備だけでは足りない
夜の港で怖いのは、落ちる瞬間だけではありません。戻る方向が分からない、スマホが濡れる、魚を外す時に手元が見えない、車で着替えを探す。その小さい詰まりが重なると、釣りが荒れます。
夜は夜釣りライト、ヘッドライト選び、予備ライトと防水スマホケースをセットにします。帰りの置き方は車内整理と帰路準備、スマホと怪我は防水スマホと救急セットへ。
選ぶ時は、着て動けるかを見る
ライフジャケットは高そうに見えるものを選べば終わりではありません。厚着の上から苦しくないか、しゃがんだ時に腹へ食い込まないか、キャスト時に肩へ当たらないか。実際に着て、竿を振る姿勢と魚を外す姿勢を作ってみた方がいいです。
ポケットへ小物を詰めすぎると、しゃがんだ時に前へ引っ張られます。魚つかみ、プライヤー、ライト、防水袋を全部ぶら下げるより、プライヤー・魚つかみ・防水バッグと魚つかみ・プライヤーを持つ理由で本当に必要なものだけに寄せます。港釣り全体の選び方は港釣りライフジャケット、実際に軽さを感じた旧レビューはウエスト型ライフジャケットを着けた話へ。雨具は雨具と防水バッグ、風雨の服装は港ロックのレインウェアへ。
最初の一着は、釣果より「着続けられるか」で選ぶ。北海道の港ロックでは、動きにくいものを買うと車に置きっぱなしになりがちです。肩が動く、冬の上着に重ねられる、ポケットが重すぎない、ライトとスマホの置き場所が決まる。このあたりを満たす一着の方が、長く使えます。持ち物全体は初心者の持ち物チェックリストへ。
次に読むなら、安全装備を横につなげる
ライフジャケット単体で安心しない方がいいです。春の下見は春ロックで港を見る順番、秋の日没は秋ロックの港選び、濁りと足元は濁りの日へ。夜は釣れる場所より戻れる場所を選ぶ方が大事です。札幌発の釣行なら日帰り計画、港選びは小樽・石狩・苫小牧の選び方、季節感は5月に釣れる魚へつなげます。
全体の安全メモは北海道ロックフィッシュの安全チェックリスト、現場感の話は海の怖さについてへ。釣り場探しは北海道の釣り場DBと釣り場DBの使い方から入ると、足場の弱い場所を避けやすくなります。
出発前に見る公式情報
出発前は、海上保安庁の釣り安全情報、釣り場ごとの注意、夜釣りの注意を見ます。天気は気象庁の警報・注意報、海上警報、潮位表へ。北海道の基本ルールはフィッシングルールとマナーへつなげます。
FAQ
港だけでもライフジャケットは必要ですか?
足場が低い、防波堤の先端、濡れている、夜、単独、冬の厚着。この条件があるなら、港でも着る側で考えます。港だから不要ではなく、落ちた時に戻れるかで見ます。
ライフジャケットを着ればテトラへ入っても大丈夫ですか?
大丈夫ではありません。ライフジャケットは危ない足場へ入るための道具ではなく、戻る力を少し残す装備です。波を被るテトラ、濡れた磯、退路が弱い場所は入らない日を作ります。
最初はどんなタイプを選べばいいですか?
まずは実際に着て動けるものです。冬の上着に重ねても苦しくない、肩が動く、ポケットが重すぎない、ライトやスマホの置き場所が決まる。このあたりを見ます。車に置きっぱなしになる一着は、結局その日を守ってくれません。