フクラギやブリの気配がある日は、港へ行く前から気持ちが浮きます。ナブラが出るかもしれない。朝だけ青物を見て、暗くなったら根魚も触りたい。北海道の港ロックをやっていると、その欲はかなり自然です。
ただ、青物と港ロックを同じ日に全部やろうとすると、道具も立ち位置もすぐ散らかります。長いロッド、重いジグ、太いリーダー、根魚用ワーム、魚つかみ、ヘッドライト。持ちすぎると、港で何をしに来たのか見えなくなります。フクラギの日こそ、最初に「朝は青物、外したら足元」くらいに短く決めたほうが釣りが軽いです。
フクラギの日は、青物の欲を先に短くする
ブリは北海道でも気になる魚です。北海道立総合研究機構のブリの解説や水産試験場の資料を見ると、北海道周辺でブリへの関心が高まっていることがわかります。農林水産省の魚名解説でも、ブリは成長で呼び名が変わる魚として扱われています。
フクラギという言葉を見ただけで、朝の港へ行きたくなるのは普通です。でも港ロックの記事としては、青物を本命にしすぎないほうが読みやすいです。回遊魚は来ない時は来ません。ナブラ待ちで時間を溶かすより、朝だけ外を見て、外したら根魚へ戻るほうが釣りが残ります。
青物側へ寄せる日は、サクラマスの日の切り替え、カラフトマス時期の港ロック、アキアジ時期の港ロックと同じで、混雑と立ち位置を先に見ます。魚の夢が強い日ほど、やめる時間を決めます。
青物ロッドと根魚ロッドを二本持つと、港で迷う
青物も根魚もやるなら、青物ロッドと根魚ロッドを二本持ちたくなります。気持ちはわかります。でも初回の港、足元が暗い港、歩く距離がある港では、二本持ちがかなり邪魔になります。ロッドを置く場所、車へ戻る距離、混雑した投げ場、夜の片付け。釣る前に疲れます。
朝だけ青物を見るなら、青物寄りの一本にして根魚は足元の短時間だけ。根魚を本命にするなら、青物は諦めてメタルジグを少しだけ。どちらも本命にしないほうがいいです。二本持つ日は、足場が広い、車が近い、同行者がいる、戻り道が明るい。そこまでそろった日だけで十分です。
道具を減らすなら、買いすぎない道具セット、釣具店前の買い物リスト、第一精工の小物へ戻します。青物の日ほど、荷物を増やさないほうが強いです。
混んだ投げ場では、港ロックに逃げる
フクラギやブリの話が出る港は、朝に人が寄ります。外向きの角、先端、潮が通る面、足場のいい場所。そこへ無理に入ると、根魚どころではありません。隣との距離、後ろの通行、キャストの角度、魚を掛けた時の走り方。混んだ投げ場は、それだけで疲れます。
港ロックの良さは、青物の一等地に入れなくても釣りが残るところです。外向きの場所が埋まっていたら、壁際、足元、船道の端、常夜灯まわりへ落とします。朝の青物を外しても、足元でガヤ、ソイ、アブラコを触れる港なら一日は終わりません。
足元へ戻るなら、岸壁際、リフト&フォール、スイミングを使います。青物を外したあとに投げ散らかすより、近い壁を丁寧に触るほうが釣りになります。
風が重い日は、外海側をやめる
青物の気配がある日ほど、外海側へ立ちたくなります。でも風が重い日、波が当たる日、足元が濡れている日は、無理に外を見なくていいです。青物は来るかもしれませんが、足場を失うほどの価値はありません。
気象庁の警報・注意報、気象庁の気象マップ、海の安全情報は、外向きへ立つ前に見ます。安全装備は海上保安庁の釣り装備も合わせます。
風が当たるなら風裏、雨後なら雨後の港、濁りが入るなら濁りの日へ切り替えます。外で青物を待つより、内側で根魚を触るほうがまともな日があります。
メタルジグを投げたあと、ワームへ戻れる準備にする
青物の日は、メタルジグやミノーを投げたくなります。そこから根魚へ戻るなら、ワームまでの戻り道を作っておきます。重いジグを投げた勢いのまま、根魚用ワームを雑に落とすと、底が荒くなって根掛かりします。
朝に青物を見るなら、戻りのワームは少なめでいいです。シャッドを一つ、クローを一つ、ジグヘッドかテキサスを一つ。これくらいなら、港で迷いません。青物を外した直後は気持ちが荒いので、ワームケースを開きすぎないほうがいいです。
ワームへ戻るなら、ワーム形状、ワームサイズ、ワームカラーを見ます。ブランドなら一誠、マルキュー系、ケイテックへつなげます。
フクラギの日に港ロックもやるなら、青物道具を増やすより戻りの根魚セットを軽くする。
朝の青物用に重い道具を増やしすぎると、外したあとに足元へ戻れません。根魚用はワーム少し、リーダー、魚つかみ、ライトだけ。ロッドやラインを見直すならヤマガブランクス、ヤマトヨテグス、バリバスを読み、同じ役を増やしすぎないようにします。
釣れる魚を変えるなら、足元と時間も変える
青物と根魚は、同じ港にいても釣り方が違います。青物は回遊待ちになりやすい。根魚は足元、壁、底、明暗を拾いやすい。朝だけ青物を見て、日が上がったら根魚へ戻るなら、立ち位置も気持ちも切り替えます。
魚種を読み直すなら、北海道のソイ、ガヤとエゾメバル、アブラコとアイナメ、冬のカジカを見ます。青物の夢から足元の根魚へ戻ると、港の見え方が変わります。
北海道の水産情報をざっくり追うなら、北海道立総合研究機構の水産データベースもあります。ただし、港の釣果を保証するものではありません。現地では掲示、立入制限、作業の邪魔にならない場所を優先します。
夜まで残るなら、青物の疲れを引きずらない
朝から青物を投げると、思った以上に疲れます。長いロッド、重いジグ、向かい風、混雑、朝の早起き。そのまま夜の港ロックへ入ると、足元が雑になります。フクラギを外した悔しさを夜まで引きずると、危ない場所で粘りがちです。
夜まで残るなら、青物は午前で切ります。夕方以降は足元だけ。外向きへ戻らない。車から遠くへ行かない。ライトと予備電池を出す。これくらい決めておくと、根魚の釣りに戻れます。
夜の準備はヘッドライトと予備電池、夜の戻り道、スパイクブーツです。青物の釣りで疲れた日は、夜の港ロックを短くする。そのほうが次の釣行にも残ります。
フクラギの日は、外したあとに釣りを残す
フクラギ・ブリの回遊日は楽しいです。夢があります。港で一発を待つ時間も嫌いではありません。でも、港ロックを同じ日に混ぜるなら、青物を外したあとの釣りを先に作っておきます。
朝だけ外向き。混んだら抜ける。風が重いなら内側へ入る。青物道具を増やしすぎない。根魚へ戻るワームは少しだけ。夜まで残るなら足元だけ。こう決めておくと、青物を外しても港ロックの記事として読める一日になります。
青物の日に大事なのは、釣れる保証ではありません。欲を短くして、港で戻る場所を残すことです。フクラギを狙う日ほど、根魚へ戻れる荷物と気持ちを残しておきます。