濁りの日は、ワームの色を変えたくなる。チャート、黒、赤、強い波動。釣れそうな言葉はいくらでも出てくる。けれど港ロックで最初に見るのは色ではない。波で濡れた岸壁、足元の水面、流入のゴミ、横風、ロープ、暗くなった帰り道。ここが悪い濁りなら、魚がいそうでも入らない。
濁りはチャンスにもなる。ただし、全部が釣れる濁りではない。雨で入った茶色い水、波で巻いた白っぽい水、風で表層だけ見えない水、ライトで濁って見える夜の水。見え方ごとに立つ場所が変わる。この記事では、色を選ぶ前に「立てる濁りか」を決める。
濁りは釣れる合図ではなく、水が変わった合図
港に着いて水が茶色いと、それだけで期待してしまう。魚の警戒心が落ちるかもしれない。シルエットが効くかもしれない。でも、その水は同時に足元を隠す。根の位置、ロープ、段差、岸壁の濡れ、浮きゴミ、流れの強さも見えにくくなる。
だから、濁りの日は「釣れそう」より「立てるか」。濁りの中心へ入るより、薄くなる境目、明るい壁際、風裏、車へ戻りやすい足元だけを見る。水色だけで粘らず、数投で底とライン角度が読めなければ場所を切る。
公式情報で、風と波を先に外す
濁りは雨でも波でも風でも出る。まず 気象庁の海洋の防災情報 と 海上警報・予報 を見て、風と波が残っていないかを見る。雨後の水なら 高解像度降水ナウキャスト と キキクル も合わせる。
足元と行動は 海上保安庁の気象・海象、各釣り場での注意点、最低限必要な装備、釣りをする際の行動 へ戻る。濁りの日は水面だけ見がちなので、靴、ライト、ライフジャケット、帰る時刻を先に置く。
茶色い濁りは、流入とゴミを見る
雨後の茶色い濁りは、魚が寄ることもある。でも、流れ込みの直撃、枝、落ち葉、泡、浮きゴミが多い場所は釣りになりにくい。足元の水面が見えず、仕掛けが流され、ロープや船の方へ入るなら外す。
見るなら、濁りの濃い中心ではなく、薄まる端。壁際、明暗、港内の奥で少し落ち着いた面。雨後の細かい見方は 雨後の港ロック、潮位で濁りの位置が変わる日は 満潮・干潮の港ロック と合わせる。
白っぽい濁りは、波と足元を見る
波で巻いた白っぽい濁りは、外海側や先端ほど怖い。魚が近いかどうかより、波しぶきで岸壁が濡れていないかを見る。足元が濡れて光る、近づくほど水面が見えない、波の音が強い。そこは粘る場所ではない。
風裏へ逃げる時は 風裏の港を探すロックフィッシュ判断、濡れた足元は 港ロックにスパイクブーツはいる?、雨具や冷えは 港ロックのレインウェア選び へつなぐ。濁りの日ほど、靴と帰る線で決める。
色を変える前に、通す高さを変える
濁りで反応がないと、色を増やしたくなる。けれど先に変えるのは、通す高さ、角度、止める時間だ。底が見えないなら、底を引きずり続けない。壁際なら、落とす場所より戻す線を先に決める。濁りの境目があるなら、濃い側へ深く入れず、端を横切る。
根掛かりが増える日は 根掛かり回避のロックフィッシュ判断、壁を短く打つ日は 港の際打ちロック、ワームの大きさは 北海道ロックのワームサイズ、フックは フックサイズ で減らして考える。
濁りの日の買い足しは、色違いを増やす前に足元と手元を固める。
夜釣りライト、プライヤー・魚つかみ・防水バッグ、釣具屋に寄る前の買い物リスト、釣行で便利なもの を先に見る。濁った水を攻めるより、濡れた現場から早く帰れる道具が先だ。
夜の濁りは、ライトの反射で判断がずれる
夜はライトの反射で水面だけが濁って見えることがある。泡、雨粒、波紋、表層のゴミ。そこで水色ばかり見ると、後ろの段差や足元のロープを見落とす。夜の濁りは、まず足元、後ろ、車までの戻り道を照らす。
夜へ寄せるなら 夜釣りの帰路から考えるロックフィッシュ、車の近さに頼る日は 車横付けしやすい港ほど注意したいこと、海そのものの怖さは 海の怖さについて に戻る。
季節で濁りの見方は変わる
春は雪代と冷え、秋は日没と混雑、冬は手元の冷えと帰路が絡む。同じ濁りでも、見る順番は変わる。春は 春ロックの港選び、秋は 秋ロックの港選び、冬は 冬ロックの港選び を合わせて読む。
ルアー全体は ロックフィッシュで使うルアーの種類、ワームの出しどころは ワームのメリット・デメリット、道具全体は 釣り具 へつなげる。濁りだから強い色、で止めない方がいい。
地域を広げる前に、濁りの原因を見る
一つの港が濁っていると、別の港へ逃げたくなる。けれど原因が雨なら同じ湾内で似た水になりやすい。原因が波なら外海側はどこもきつい。原因が風なら、港を変えるより風裏が先だ。札幌発なら 札幌発の日帰りロックフィッシュ計画、石狩なら 石狩湾新港ふ頭比較、苫小牧なら 苫小牧東港・西港・フェリー周辺 を見て、移動を増やしすぎない。
日本海側なら 留萌・増毛方面のロックフィッシュ比較、道南なら 江差・松前・瀬棚の港ロック比較、道北なら 道北ロックフィッシュ遠征比較 へ。濁りの日は、移動距離が伸びるほど帰りの判断も遅れる。
最後に残す場所
濁りの日に残すのは、足元が見えて、波しぶきが届かず、ロープや船へ流れず、車へ戻る線が明るく、濁りの端を短く打てる場所。外すのは、濁りの中心、浮きゴミ、強い流れ、濡れた先端、暗い岸壁、作業線に近い場所。魚がいそうでも、立つ場所が悪いなら終わりでいい。
基礎から見たいなら はじめての方へ、天気は 釣り場の天気と海況、釣具屋の導線は 釣具屋ナビ と 周辺の釣具屋 へ。濁りの日は、水色ではなく帰れる足元で決める。
FAQ
濁りの日は何色のワームがいいですか?
色を決める前に、立てる場所を決めます。足元が安全で、濁りの境目を打てるなら、シルエットが出る色や強めの動きを試します。足元が悪いなら色の問題ではありません。
濁りが濃いほど釣れますか?
濃すぎる濁りは、底もロープも足元も見えにくくなります。狙うなら中心ではなく、薄くなる端、風裏、明暗、壁際です。
濁りの日に長く粘る価値はありますか?
底が取れる、足元が乾いている、帰る線が見える時だけ短く見ます。数投でライン角度や着底が読めないなら、粘るより切った方がいいです。